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97/10/12
9月の
みなさんからの
おたよりと
サダナリからのお返事


■ 9月のお便りから

 本当にお待たせ致しました。9月にお寄せいただいたメールと私の返事を一挙公開。ちょっと遅れたんで10月頭の分も入っています。全員ご紹介したいので、メールの文章は抜粋させていただきました。それではスタート!



 記念すべき最初のお便りは公開10日目の9月4日、横浜市のOLの方からでした。バンドをやっていらっしゃって、担当楽器や細かい音楽の好みもかなり近い模様。


 横浜市・相沢孝子さん 97/09/04


 こういうメールは初めてなので、何を書いていいか分かりませんが...

 よこはまで、OLのような仕事をしていますが、バンドをやっています。一応サックスと、フルート、曲によってはボーカルをします。初めはサックスで参加したんだけど、最近では歌の方が多くなって、ますますサックスの下手さに磨きがかかっています。JAZZ,HIPHOP,SOUL,REGAEなんかが好きです。

  すごく優しい言葉で、読みやすかったです。JAZZの本って、結構理論的で、自分の世界にはいっちゃてるのしか、みたことなかったので、新鮮でした。それに、すごく好きなんだろうなぁって言うのが伝わってきて、そこが音楽的だと思いました。
  わたしは、「あの人のあのアルバムに参加してるときの演奏がさぁ・・」なんて話はできませんが、どうやら、アフロキューバンや、ラテンソウルジャズな感じが好きみたいです。アートブレイキーとりーモーガンが大好きです。言葉では言えないぐらい本気でかっこいいと思います。


 私もバリトン・サックスとフルートのハズだったんですが、最近はホームページづくりの方がますます多くなってサックスの下手さに磨きがかかっています。超ヤバイです。
 言葉に関してはピーター・バラカン氏の影響が強いです。少し前、日曜の夕方のNHKのAMにゲストで出ていたんですが、とてもマニアックなジャズ−例えばブラッド・メルドーとかドン・バイロンとか−を誰にでも分かる優しい言葉で説明していたんですよ。AMラジオしかもNHKで分かりやすくっていうのかすごく新鮮で、その雰囲気を出せたらなあと思っていました。
 そうそう、まさに相沢さんのような、ジャズに興味のある女性が読む事を想定してちょっとまどろっこしいかもしれないけど、あえて「ですます調」にしているんですよ。
 夜中にホームページ作ってて睡魔に襲われると、ブレイキーの「バードランド」で喝を入れてました(笑)。リー・モーガーンはここ数年、その偉大さに気づき現在研究中です。そう、モーガンとかのかっこよさって言葉じゃいえないんですよね。

 相沢さんのバンドは下北沢のクラブなどでライヴもやっているとのこと。9月はスケジュール合わずに行けなくてごめんなさい。次回の日程が決まったらご連絡を下さい。ライヴの告知をこのページでやりますよ!



 たった一通、最初のメールが女性からだったもんだからすっかり舞い上がってしまって「この調子で日本中の女性から次々メールが来たらどうしよう!ドキドキ!」なんてぇノー天気なこと考えてたらしっかり2通、男性から頂きました。まずは北海道から。

 

 札幌市・佐藤浩さん 97/09/04


 はじめまして。ブラジル音楽のページ読ませて頂きました。そうですかカエターノを生で見てしまったのですね。うらやましいかぎりです。さすがに津軽海峡をこえてはきてくれませんよね。 僕は札幌在住の会社員ですが、この地で密かにブラジル音楽を流行らそうと目論でいます。これからちょくちょくこのホームページに目を通してみたいと思います。 因みに僕は太鼓をやってます。


 実はこのメール、ブラジル音楽関係の唯一のお便りなんです。佐藤さん本当にありがとうございました!
 ちなみに、やってくれた名曲とは'O Leaozinho''O Estrangeiro'そして'Terra' などです。まさか'Terra'やるとは!あの曲8分もあったですが、すごいテンションで最高でした!あとの2曲もイントロだけで場内熱狂でしたね。
 いかがですか、札幌、盛り上がってますか?たまに仕事で行きますが、いい街ですよね。あと「太鼓」っちゅうのが謎。種類はなんでしょうかね?



 同時に届いたのは九大ジャズ研のトロンボーンの方から。いきなり南北制覇(笑)。


 福岡市・山本聖さん 97/09/04


 感想ですけど、・・すばらしい! 何が素晴らしいって、読みやすい、見やすい、分かりやすい。自分でもHPを作っているのですが非常に参考になりました。

 特にあの「はじめてのJAZZ」は秀逸ですね。非常に勉強になりました(汗)。結構ジャズをやるほうの人達、つまり聞く方が主でない人達ていうのは、自分の好きなところ以外聞いてなかったりすると思うんですが、あの表といい、文章といい、非常に簡潔でかつ要領よくまとまっていて、一気に読んでしまいまして、僕もウンチクが増えました(笑)。

 しかし何といっても秀逸は「バカボンのパパ」ですね。パパに「クリッックするのだ」と言われるとクリッックせずにはおれません。クリッック(笑)。あまりに秀逸であったので、感想などメールしたこと無いんですが、メールします(笑)。素晴らしいです。もっと充実させて下さい。期待しています。


 読みやすい、見やすい、分かりやすいページにしようと思っていたので、このメールは嬉しかったなぁ。大学ジャズ研で盛り上がってくれてるってのも最高!私ジャズ研出身じゃないんで、ちょっと不思議な感じもします。
 で、あの、クリッックなんですが、そんなに面白いですか?実は、その、あの、誤植だったんですが(苦笑)。手が滑って「ッッ」になっちゃたんですよ。でも、ウケてるみたいなんで、そのままにしてます。へへへ....(まる子のお父さんのようにチカラなく笑う)。
 九大ジャズ研ページもどんどんアクセス増えてますね。もっとさ、ご学友を「天才XXの世界」とかふざけて特集したり、ハチャメチャやってはいかがでしょう?やっぱ国立1期(古い!)の人達はマジメですね。でも辛島文雄さん(p)がOBでは?



 さてここでちょっとビックリな人が登場。いきなりスルドイんだ!


 千葉県船橋市・高橋かりんさん 97/09/08


 はじめましてサダナリさん、はじまてお便りいたします。このページを見たとき、一瞬「村上朝日堂」って思うくらいデザインが似てたのですが、参考にでもしたのでしょうか?

 私は、最近、それも1ヶ月位前からジャズを聴きはじめた超度素人です。聴きはじめた動機も不純で、好きな人がJAZZを聴いているからだったんですが、はまりました。もう、相手が好きでも嫌いでも何でも良くなるくらい。

 興味のない分野だった時には、そんな事をおくびにも出さなかった友人達が、いろいろとおすすめの曲を持ってきてくれます。特にやさしい人達は、なじみのCMからとか...それでも、このサダナリさんのジャズ入門を見るまでは、ただ聴いていたと言う感じでした。でもあの一覧表を見てからは、よくわからなかった歴史やアーティストの関係がわかってきて、CD SHOPにいっても少しはわかった人間のような気分になりうれしくなってしまいました。これからも、私のような初心者のために是非是非頑張って下さい。楽しみにしてます。


 スルドい、スルド過ぎる。作家・村上春樹のホームページ「村上朝日堂」はかなり参考にしてます、が、ムラカミの「ム」の字も出してないのによく分かりましたね。
 私、このメール大好きなんですよ。最初は不純な動機だったのに「もう、相手が好きでも嫌いでも何でも良くなるくらい」ジャズ好きになってしまったというエピソードが最高です!なんか、こう、人を狂わせるモノがあるんだな。ジャズって。

 ちなみに「村上朝日堂」のある場所に、サダナリと村上春樹氏とのメールのやりとりが掲載されています。メール発信者の名前が出ていないのですぐにはわかりませんが....内容見ればわかっちゃうか(笑)。ヒマな方はお探し下さい。村上氏の返答がサスガ!洒落ているのだ。

 しかしこの高橋さん、更なるスルドさで驚かせてくれるんだ。ホント、タイヘンな話し。

 

 千葉県船橋市・高橋かりんさん 97/09/16


 今日は「真夏の夜のジャズ」を見に行ったので、メールを出させてもらいました。一人で見にいったんですが、前の席に座っていたカップルがさだなりさんのホームページ読んでましたよ。彼らしき人の方が、写真のさだなりさんにとても似てました。まさかね...違いますよね。

 前の彼女はミュージシャンが出てくるたびに拍手をしてあげていて、とってもかわいかったです。私のようにさだなりさんのホームページを見て、この映画を見る人結構いるんじゃないかな?と思いました。

 映画は、ホントにお洒落でした。40年前映画なのにすごく新鮮!私も観客の一人になった気分でした。ミュージシャンも良かったけど、観客の人達がかっこよくて、おしゃれで、ホントにあの時代は、ジャズにくる女の人達もフェスティバルに欠かせない存在だったんですね。前の席の女の子じゃないけど、ホントに拍手して、スイングしたくなってしまいました。静かに見てるのがとっても辛かったです。
 ほんとうに、いい映画を紹介してくれてありがとうございました。ところで、この映画は、ビデオにはなってないのでしょうか?なっていたら、また見たいと思うのですが...。


 やれやれ、どんどんムラカミ的になってきましたね。「千駄ヶ谷のおでん屋さんでムラカミさんを見ました」みたいな....。調査の結果、高橋さんの「まさかね」は見事サダナリであったことが判明。同行の女性はバンドのトランペット吹きで、例の「はじジャズ」の一覧表をちょっとだけ手伝ってもらった(夜中に電話して「コイツは載せるor載せない」のジャッヂ。気の毒なヤツである)のでお礼に連れて行きました。
 なんか同行者の方が目立ってたみたいですね。まぁヤツは金管奏者だからね、我々知的で繊細な木管奏者とはちょっとノリが違うね。スクリーンに向かって「イエィ!」とか言い出さないかヒヤヒヤしてました。それにしても、一声かけてくれればいいのに!
 
 ちなみにそのあとWAVEに行って、デイヴ・ブルーベックとジョージ・ブレイズという人のLP(アナログ盤)を買いました。ブルーベックはホームページに載せた『TIME OUT』という名盤で、CD を持っているのですが、どうしてもアナログで欲しかったのです。やっと見つけたので、うれしくて今はパソコンの横の壁に飾ってあります。ジャズのレコード(アナログ盤)を部屋に飾ると、急に雰囲気変わりますよ!おすすめです。

 なお、私は5日の晩にもひとりで観てて、結局2回行ってしまいましたよ。ヴィデオは発売されています。ソニーからでCSVF-1349です。簡単に手に入ると思いますよ。レンタルでもたまに見かけますね。

 サダナリは神出鬼没。このひと月で東京、千葉、横浜、逗子、鎌倉、大阪、広島に出没しています。凶暴性はないので遠慮なく声を掛けて下さい!巨大なバリトン・サックス(週末のみ)と金縁メガネが目印です。声を掛けられないシチュエーション、例えば同行の女性がシクシク泣いているとかいうのは、多分、ないと、思います。

 それにしても高橋さんくらい、こちらの狙いをピッタリ受け止めてくれると本当に嬉しいです。これからもご愛読の程を!メールもまた下さいね。



 イヤー、このころモテてたんだよなぁ(笑)。女性からのメールがちょっと続いててさ。


 福島県いわき市・松本透子さん  97/09/13


 こんにちは、はじめてお便りします。透子と申します。先日このホームページの存在を教えられさっそく開いてみたのですが... ありがとうございます!!私も10年来ジャズに興味を持ち続け、いまだに入り込む事のできなかった人間なのでこの特集はとってもありがたいです。
 私が持っているCDといえば、某通版で手に入れた12枚組の有名どころピックアップ集とか、スタンダードナンバー集とかばかりでその先に行けなかったんです。(ありがち...)今見たらモンクもマイルスもあるある...宝の持ち腐れだったんですね〜。

 思えば私がジャズを初めて聴いたのは、アルトサックスをやっている従兄弟のコンサートにいきなりいった時でした。音楽もさることながら、場の雰囲気にすっかりノックダウンしてしまい「ジャズってかっこいいっ!」と思ったままそこからなにもせずに来てしまいました。これからもよろしくご指南のほどお願いします。


 このメールには共感しました!うん、ジャズってスピーカーから流れてくるサウンドのことじゃなくて、その雰囲気、存在すべてがジャズなんです。そのへんがちょっとロックとは違うんだよなぁ。その昔「メシ喰ってる時も、フロ入ってる時もジャズなんだよ」というヘンなCM があったんですが、ホントそんな感じです。
 僕も10年以上前に「真夏の夜のジャズ」を観て、その次にどうすればいいのか分からず何年間も無駄にしてしまったんです。で、まあ、いろいろあって、あんな一覧表をつくるような人間になってしまったんですが(笑)。そんな私の「オタクな経験」が世の中の為になれば、と思って始めたんですけどね。困っているひと、道をみつけられずに投げ出しそうなひとの参考になれば最高に幸せです。

 ところで「教えられ」ということは、どなたか身近にもご覧いただいている方がいらっしゃるのかな?しかもその人が薦めてくれた、ということ?気になりますね。




 茨城県つくば市・延子さん 97/09/13


 さだなりさん「はじめてのジャズ」読ませていただきました。どうもありがとう。読みおわって、今、さっそくメイルを書いてます。こんなに夢中になって誰かのホームページを読みいったのは、初めてです。

 私は、ジャズのCDを一枚も持っていません。興味はあるのに、CD屋さんに行ってもどれがいいのかわからなくて、結局いつも選ぶことができないでいるのです。ジャズはなんだか専門的なものに感じるんでしょうね。そんな私にとって、さだなりさんのページを見つけたことはとってもラッキーな事です。

 とってもわかりやすくて、おもしろいです。ページのさいごにバカボンパパが登場するたび、嬉しくなるし、素朴で見やすいページだと思います。何度も繰り返し読みたくなります。今、職場ですが仕事の帰りに「真夏の夜のジャズ」のビデオを借りて帰ろうと決めました。またさだなりさんのページを読むのを楽しみにしています。


 本当にありがとうございます。「こんなに夢中になったのは初めて」と同時に「感想のメールを書くのは初めて」という方も多いんですよ。今までのインターネット・マニヤとは違った層にアピールしているのかもしれませんね。いずれにせよ作者としては夢のようなことで、メールをいただく度に感激しています。
 延子さんこそまさに「最初の1枚」派ですね。いかがですか、イイのありましたか?またメール下さいね。
 それにしてもバカボンパパ大好評。実は「なのだー」というのは私の口癖なんですけどね(笑)。ページデザインは極力シンプルにしました。凝ろうと思えばいくらでも凝れるんだけど、読みにくくなったりするでしょ。読みやすさ最優先+昭和30年代の雰囲気がコンセプトです。
 実は延子さん、アドレスが変でメールの返事が届きません。もしこれを観ていらっしゃったら御一報下さい。いただいたメールの内容に合った記事を書いた時に個別にお知らせしておりますので。もしかしたら職場の関係でマズイのかな?



 ささ、次のページではホームページ作成の先輩方、ナイスなヤングとのホットなやりとりなどが登場します。さらには日本中から寄せられた「あの疑問」についにお答えしてしまいます!必見です!

 そして最後に、皆様にお伝えしたい、素敵なニュースがあります。ある方から、とても嬉しいメールをいただきました。そしてそこにはとても重要なことが書いてありました。最終ページでご覧下さい(お急ぎの方はここからどうぞ)。

 それでは、下の郵便屋さんをクリックして、行ってみましょう!


やれやれ、最近忙しいぞ
まだまだあるぞ
次に行くぞ



■おたよりと転載について■

 「なんだよ、サダナリって奴にメール出すと全部載せられちゃうのかよ、おっかねえな、出すのヤーメタ」なんてこと言わないでください!
 転載は細心の注意で行っておりますし、差し障りがあると思われる部分については発信元のご本人に確認をとらせていただきました。最初から「メールは出したい、でも載せられては困る」という方はその旨一言お書き沿え下さい。その場合は決して掲載は致しません。転載によって絶対に迷惑がかからないようにウェブ・マスターとして責任を持って編集致します。だから、メール、くださいね!

 私も本名を公開しているので本名でお送り頂けると嬉しいです。でも強制はしませんので「本名はちょっと」という方は素敵な仮名を考えてお送り下さい。適当な名字と適当な名前の組み合わせで、本名みたいにしちゃえばいいんですヨ!実は今回掲載の方の中にもいらっしゃいます。申し訳ないんですが、ひと昔前のパソコン通信みたいな「ぷよぷよ」とか「ぽこぺん」とかいうのはご勘弁下さい。
 あとよろしければ簡単に住所もお知らせいただけますか。これは(1)日本中で読んでくれているんだなぁと感激するため、(2)出張で日本中飛び回っているので、ローカルな話題で盛り上がりたい、という理由です。

 今、一番楽しみなのは、みなさんからのメールです!




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